こども本の森 神戸について
絵本、図鑑、文学、画集、外国語の本。
好奇心にあふれたまなざしと小さな手で
ようやく見つけた“自分だけの一冊”。
「こども本の森 神戸」は対象年齢にしばられず
自由に本とふれあえる、こどものための文化施設です。
建築家・安藤忠雄さんからの寄附で誕生した「こども本の森 神戸」は、5つのコンセプトを大切にしています。
1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災では、神戸市においても都市部を中心に震度6(一部地域で震度7)の大きな被害をもたらしました。
震災の記憶を継承するため、「こども本の森 神戸」のある東遊園地には、慰霊と復興のモニュメントが設置されるとともに、毎年1月17日には、「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開催されています。
「慰霊と復興のモニュメント」
阪神・淡路大震災を忘れることなく記憶し、復興の歩みを後世に伝え、犠牲者の慰霊と市民への励まし、大規模災害に対する世界的規模での連帯による復興の意義をアピールすることを目的として、2000年1月16日に東遊園地に設置されました。モニュメントの地下「瞑想空間」には、震災犠牲者の氏名が刻まれています。
「阪神淡路大震災1.17のつどい」
震災で亡くなられた方を追悼するとともに、震災からの復興で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくための催しとして、モニュメントのある東遊園地にて開催されています。
(参考)神戸市HP「神戸市の復興」
https://www.city.kobe.lg.jp/bosai/hanshinawaji/fukko/index.html
2019年(令和1年)
9月
建築家の安藤忠雄氏より、「1995年の震災で壊滅的な被害を受けながらも、人々の頑張りによって復興を成し遂げ、美しい街並を取り戻した神戸のまちに、次代を担う、豊かな感性と判断力を持った子どもたちが一人でも多く育ってくれることを願い、自由に活字文化に触れることのできる、子どもの為の図書館をつくりたい」との提案を受けた。
2020年(令和2年)
6月
「子どもたちが豊かな感性と創造力を育むことを目的とする公の施設として設置すること」を条件に負担付き寄附の受納について、市会で議決。
9月
施設名称「こども本の森 神戸」の決定
11月
本体工事着手(11月12日起工式)
12月
議会 公の施設としての設置条例議案の上程・議決
2021年(令和3年)
2月
指定管理者公募開始
4月
指定管理者選定
6月
議会 指定管理議案の上程・議決
7月
図書の寄贈募集(7月6日~8月31日)
10月
公式SNSアカウント開設・運営開始(10月8日)
12月
工事完了(12月15日竣工)
建物の引き渡し(12月28日)
2022年(令和4年)
2月
名誉館長に竹下景子氏就任
3月
「こども本の森 神戸」開館(3月25日)
指定管理者:TRC & 長谷工 meet BACH
代表企業・運営:株式会社 図書館流通センター(TRC)
構成企業・管理:株式会社 長谷工コミュニティ
構成企業:有限会社 BACH
設計・寄附:安藤忠雄建築研究所
名誉館長:竹下 景子
館長:森谷 幸子
構造・規模:鉄筋コンクリート造 地上2階
建築面積:約650㎡
延床面積:約570㎡
その他:東遊園地管理棟2階部分(約200㎡)と接続